早いもので、ターム4木曜クラス最後の授業となってしまいました。
2週課題「風景画」を制作しました。
額装して、バッチリ決めました!
月曜プライマリーキッズ
水彩画と一口に言っても、使う水彩紙や絵の具の組み合わせによってその表情は様々です。
今回は厚手の水彩紙と透明水彩絵の具で、水彩画の王道でいってみました。
1週目は、描くモチーフのを選び、画面構成(下描き)をしていきました。
オーストラリアにちなんだ動物をモチーフにして絵を作っていきます。
コアラやカンガルーなどおなじみの顔ぶれが愛嬌たっぷりに登場します。
水彩の下描きは、できるだけ軽い鉛筆のタッチで描きます。
水彩絵の具自体の隠蔽力(絵の具が下地を覆い隠す力)が高くないので、濃い鉛筆の線だと最終仕上げの段階まで透けて見えてしまいます。
下描きの際に2Hなどの薄い鉛筆を使ったりすると便利ですよ。
画面(紙面)に対して、どのくらいの大きさで動物が入ればきれいなのかを、描き、目で確認します。
バランスが良くないと感じたら、描き直します。
お弁当箱の大きさに応じて、詰める中身の大きさって変わりますよね。
それと似ていますよね。
子供のお弁当箱ご飯、唐揚げ、またご焼きと茹で野菜と入れるとしたら個々の大きさを調整しますよね。
また下描き時、できるだけ消しゴムは使わないようにしましょう。
下描き線は、最終段階で線を統一していきます。
”消して描いて消して描いて”は意外と時間がかかるし、間違った線を消してしまうと再度その間違った場所に線を引いてしまい二度手間。ということも多々あります。
2週目は、着彩をメインに行いました。
水彩の基本である”薄く色を塗り重ねていき色の層を作っていく”に重点を置き着彩しました。
子供の目には、濃い色が見やすいので、ついつい濃い絵の具で描きがちですが。そこは我慢です。
色の組み合わせにも気を配りました。
三原色(赤青黄)や補色(赤と緑・青と橙・黄と紫)に始まり、様々な要素がありますが、色の組み合わせに迷ったら色相環を見ます。
着彩後、額装して完成です。
一つ一つの作品に込められた思いや狙い、動物の組み合わせや物語まど絵の読み解きには事欠かない作品たちです。
描くこと作ることは子どもたちにとって、遊んだり歌ったりと同じように大切なことだと思います。
特に読み書きを習得する前の年齢の子どもたちにとっては、絵や工作は自己表現の要なんだと感じます。
2018年ターム4も終わりまです。
みんな楽しんで美術をしてくれて、本当にありがとうございます。
また、みんなで描いたり作ったりしようね!