ターム4月曜クラスの2週課題「動物を作る」を行いました。
動物自体は紙粘土で作りますが、針金で芯(骨格)を作り構造的なことも学びました。
月曜プライマリーキッズ
今回は、内骨格を持った動物を制作していきます。
大きなものを粘土などの造形する際に”芯棒”などの内骨格を与えることが多いかと思いますが、小さな造形でも芯は有効です。
1週目は構想と基本骨格を仕上げます。
制作は、いつものように「下描き(何の動物を作るのか)」から開始です。
作りたい動物の種類で骨格も違うので、その点についても考えることができます。
下描きを終え、細いワイヤーで動物の骨格を作っていきます。
その後、紙粘土で肉付けを行いました。
2週目は、先週の続きです。
紙粘土での肉付けをし着色していきます。
出来上がりの動物は、こんな感じです。
基本は四足歩行時の姿勢で制作しますが、カンガルーは後ろ脚と尻尾で立ち上がる、あの特徴的な姿勢を再現しました。
ティラノサウルスについても二足歩行の姿勢で制作していますね。
作品を個別に見ていくと、子供たちがどれほど注意して動物を観察して制作したかが伺えますね。
ワニは意図的に体の前半部分をピックアップして制作することで、ワニ特有の口や背中の突起などを効果的に表現。
今回の骨格を持った彫刻で、内骨格は彫刻を内側から保持してくれることを学びました。
なんだか「内骨格」なんかの活字が出てくると小難しく聞こえますが、子どもたちは手を使い目で見てそれらを学んでいます。
美術では意外に思われるかと思いますが、構造学的なことを多く用いる場合があります。
構造を学び以降の授業で、より良い作品を制作していきたいですね。