さて今回の課題は、前回に引き続きの「漫画」
コマ割りした漫画ではなく、漫画の描き方、スタイルを用いてみんなの顔を描きました。
月曜プライマリーキッズ
漫画では下描きをし、ペン入れ(清書)それからベタ(黒塗り)や色付けなどの工程があります。
顔の比率(プロポーション)をしっかりと取って、自分の顔(下描き)を行います。
この比率が肝で、比率を正確に取ることで「自然な人間の顔」を描くこともでき、はたまた、意図的に比率を変える(崩す)ことキャラクターとしての顔を描くこともできます。
例えば、目の位置を上に持っていき、さらには小さくすることで顔の印象を大きく変えることができます。
自分の顔を、漫画の登場人物のように描いていくことで写実的に描くのとは違った楽しさを体験できます。
さて、漫画技法を使った顔がこちらです。
みんなが顔のプロポーションに気を配って描いてくれているのが分かります。
プロポーションをしっかりと捉えているので、それぞれの顔が自然に見えますね。
顔の比率や漫画の描き方など口頭で説明すると手順を追うだけで大変ですが、手を動かしてそれらを見せてあげると子供たちの理解力がぐっと上がります。
視覚的に物事を捉えていくことも大切な能力の1つ。
その力を、大きく発揮してくれた課題だと思います。
今回も楽しく美術ができました。
次回をお楽しみに!